この話は知らなかったのですが、キング原作の映画「スティーヴン・キング 血の儀式」です。
ウォーキング・デッドでおなじみのカールくん(この時は子役ですが、現在はもうティーンエイジっす)が主演。
演技がうまいのはもちろん、なんだか物憂げな表情がこの俳優さんの持ち味なのでしょうか。
・優しいおばあちゃんが突然病気で倒れる
・ばあちゃん、病気のせいか年のせいか、暴れるわ口汚くなるわで、主人公たち呆然
・実はばあちゃんにはある秘密があった。
悪魔と取引して子どもを授かったのだ
・そのせいでじいちゃん発狂、主人公のおじさんも○○、主人公のおばさんは彼氏をバラバラに引き裂かれて精神病院に入院していたところを脱走して○○される
・主人公も危ない!
と、田舎町を軸に主人公のまわりの人が次々と倒れていく話。
とにかく、主人公のおばちゃんがかわいそうなんですよね。元カレを目の前でバラバラにされるって……。
なお、途中までばあちゃんがいい人に描かれているのですが、神父が「あんなイジワルな人いない」「トラブルをうまく回避して今まで生きてきただけ」と証言しだして、見ているこちらも混乱。
悪魔とつながると性格が悪くなるのか、もともと身内びいきで気が付いていなかったのか。そこらへんはあんまり描かれていないのですが、結局は主人公にはけっこう甘いというか、愛情を感じさせるシーンもあります。
ちなみに、主人公の少年は友達がおらず、その代わりに女の子の友達がいる妄想にひたっているのですが、これにもあるからくりがあります。この女の子がかわいかったな。
2人のシーンは幻想的な感じがして好きでした。
ただ、怖いかと言われるとさほど、です。お兄ちゃんのお腹に、粉砕機から飛び出してきた鉄塊が刺さるシーンはいたそうでしたが。
あと、個人的には
・主人公がヴァイオリンが趣味という設定が最後には忘れ去られている
(クラシックをやる少年=内気ってことか?)
・主人公の兄がシェフを目指しているのですが、寿司を作って「気持ち悪い」と住民から罵倒される
シーンが気になりました。マグロ、あぶってもうまいよ。と教えに行きたくなった。