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『ロマンスがありあまる』を聞く映画「ストレイヤーズ・クロニクル」

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2015年の「ストレイヤーズ・クロニクル」を見てみました。
「極秘機関で育てられた超能力者」「宿命に葛藤」「限られた命、能力を使えば使うほど死が近付く」「大人の都合で殺されていく仲間たち」という、白泉社「花とゆめ」の黄金期を思わせるスゴイ設定であります。「りぼん」でも「なかよし」「ちゃお」でもなく、もちろん「少女コミック」「少女フレンド」「マーガレット」でもない。この感じが伝わる人は同世代な気がする。少年漫画でも王道ですが、少女漫画でもこういうSFが人気を集めていた時期がありましたねぇ。
話がそれましたが、「正義と信念のために戦う」VS「破滅主義」の超能力者同士で戦うというおはなし。

 

 

この熱だしてるみたいなポーズもなんだかなーと思うのですが、合成ばりばりの集合写真もすごい。あつそう。

 

 

思ったよりもバンバン人が死んでいきますので、その点にはビビリました。ただ、それ以外に何を見どころとして考えればいいのか?
というと、やはり「ゲスの極み乙女」なのであります。何が事件が起こるたびに、感情が昂るたびに「ロマンスがありあま~る」「ロマンスがありあま~るよ~」と始まるのでうっかり「やっぱりいいよネ~ゲスキワ」とか言いたくなってしまう。

 


事実、この映画について何を思い出す?と言われると、
・キレイな岡田将生(私はこの人の悪役の方が好きだが、この「圧倒的にまっさら」みたいな役をこの人がやっている回数も多いような気もする)
・「大人って汚い」というこの手の映画にありがちなカスカス正論
・ロマンスがありあまる
という3本柱なのであります。しかし、個人的には俳優さんの演技に文句はないし、成海璃子ちゃんの演技もすごく素敵です。

 

 

とりあえず、「ゲスの極み乙女」の2時間MVと言われても納得するくらい、曲の印象が強い映画でした。


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ちょうどいい感じの娯楽ヒーロー映画「アイアンマン3」

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2013年の映画「アイアンマン3」を見ました。
「アベンジャーズ」を挟んでの「3」だそうですが、「アベンジャーズ」はちょっとチャレンジしてみたけど、ギブアップ!ヒーロー同士が仲たがいしつつも協力していくというあるある展開に耐えられず、そもそも仲たがいの段階であまりにケンケンしているのでつらくなり挫折という結果になってしまいました。好きなキャストばっかりなのですが、いがみあいは見ていて疲れちゃいますね。映画みて疲れたくないし。なんでこんなに協調性がないのこいつらと思いました。ヒーローだから?

 

 

 

しかし、「アイアンマン3」は満足!ロバート・ダウニー・Jrの軽快なジョークは見ていて楽しいし、この映画のグヴィネス・パルトローは美人だし(今回下着姿みたいになるシーンがあったのですが、ウエストが細くてびびった)、小生意気なキッズがでてくるし(アイアンマンとのデコボココンビの活躍もかわいい)、話の展開もハラハラするし。ラブロマンスあり、アクションあり、お話も面白い。と、娯楽映画としては非常にクオリティが高いと思います。とりあえず、安心して人に勧められる映画である。

 

 

ただ、アイアンマンが「とっても!ラッキーマン」のスーパースターマンと同じ顔に見えて仕方ありません。ずっと何かに似ていると思ってたけど、すっきりした。ちなみに「とっても!ラッキーマン」はジャンプコミックスのコメディのなかでも“ストーリー”が突出して面白いと思っております。未読の方はぜひ。関係ない話で終わる。

クロエ・グレース・モレッツはなぜ下ネタに挑戦した?「ネイバーズ2」

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2016年の「ネイバーズ2」。ローズ・バーンのはじけっぷりが好きでついついこの映画を見てしまいますが、セス・ローゲンも相変わらず飛ばしてくれています。
前回は宿敵としてザック・エフロンが出演、今回の敵には大学デビューを果たしたクロエ・グレース・モレッツ。つまり、女子大生が夜な夜な隣でパーティを開いて全面戦争に、ということになるわけです。

 

 

 


それにしても、クロエちゃんはどうしてこんなに変な映画によく出るんだ……!?
「キャリー」しかり(原作は神だけど、リメイクは怖くない。美人なのがあだになったのか??)、「HICK」、「フィフス・ウェイヴ」とあんまりそそられない映画が多い。「ダーク・プレイス」はすごくいい映画でしたが、あの映画ではちょっとしか出てないんだよなあ。

この映画もお下品コメディであり、しかも下ネタコメディのなかでもそのフルスロットルぶりに目を剥くほどです。

 

 

大学生でデビューしてはじけつつ、男の子にこびるパーティに参加するじゃなく、女の子もパーティを主催して楽しみたい!というテーマ。いや、このテーマで「女の子ってやっぱいいよネ~★」とかなるのか。オリジナルのほうは「楽しいパーティにも終わりが来る」ということが描かれていてちょっとセンチな気持ちにもなりましたが、こちらの映画はねぇ。 「女の友情っていいよね~」みたいなこと言われても友情ってパーティだけで培うもんじゃあないと思うんだが……。

 

 

ですが、コメディ部分はすごい。マリファナ売買で金を稼ごうとする女子学生からマリファナ盗んだり(しかもザックはここでキン○マをポロリする描写がある)、逆に女子大生たちに家中の家具を全部売られてしまったり(これ、めちゃくちゃイヤなんだが……)、夫婦の子供が大人のおもちゃをしゃぶったり(これで笑えるのか?)、女子大生たちが使用済みの生○用品を窓に投げつけてきたりと、今回も過激な内容になっています。とはいえ、ハッピーエンドなので見やすい。

アホ映画が見たい人にはいいかもしれませんけど、これで女優として一皮剥けられるものなのだろうか?

原作ファンの顔を踏んでいく映画「ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影〈シャドウズ〉」

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2016年の映画「ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影〈シャドウズ〉」。かなり前に出たんですけど、ホント、いつ見てもこの映画のドナテロはかわいくない!シュレッダーもかわいくない(そして影が薄い)!
(ホント、旧タートルズのサワキちゃんは癒やしなのであります)
マイケル・ベイはわかってない!「トランスフォーマー」だけ作っていてくれ!(理由:見ないから)と思ってます。

 

 

いつ見ても甲羅がメロンパン。

 


今回は、ケイシー・ジョーンズが初登場したり、ビーバップとロックステディ、クランゲも初登場(バクスターもだっけ?)。にしても、旧タートルズであれだけ暴力好きのトラブルメイカーだったケイシーを見ると、このスマートさが信じられない(新タートルズではエイプリルと恋に落ちるから、この映画でもそこを踏襲しているのでしょうね)。
また、ビーバップとロックステディはもちろん大好きなのですが、吹き替えが最悪すぎて泣いた。

 


この映画の製作陣って、日本と中国をごっちゃにしてるよね。いや、中国ともちょっと違う、日本では明らかにない描写とか漢字とかが出てくる。ここはパラレルワールドなの?そもそもシュレッダーは沖縄で武闘を学んだみたいな設定があった気がするのですが、その設定も謎である。もしかして国際通りの土産物屋でバイトしながらコツコツ修行してたのか?

 


今作においては4人が人間になるかこのままでいるかを巡って決裂する展開もあるのですが、ぶっちゃけどっちでもいいわよと思っていたのであります。アホな話でいいのに。着ぐるみ感満載の旧実写版のほうが、好き。この映画が好きな人もいると思うし、この映画でタートルズを知った!というキッズもいるでしょうから、あんまり不満を言うものでもないとはわかっているのですが、満足感がないのであります。

 


とりあえず、次は「シュレッダーのピザ屋さん」実写化してくれ。

 

最近見た映画。

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「スプリット」見てきたけど、面白かったよ。シャマラン監督の映画ってやっぱりかっこいい。すき。

ついでに、ドラマの報告。「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」シーズン2はちょこちょこ鮮烈なシーンがあって面白いですね。「Zネーション」シーズン3はコメディに振り切っている回が好き。シリアス回すらコントに見えてきます。そういえば「GRIM」シーズン4も見ました。海外ドラマ見るのに忙しいっす。

 

 

そんななかで最近見た映画。

・「バイオハザード:ザ・ファイナル」

6作目ということで、もう頭がごちゃごちゃになっております。バイオ好きの人以外からすると、う~ん???って印象ではないでしょうか。ウェスカーくんが本当にかわいそうな役回り。もうちょい強くなかったっけ??

 

 

・「高慢と偏見とゾンビ」

私はこの映画好きだな。「高慢と偏見」をベースに、中世イギリスにゾンビが出現したら?という内容になっています。キャスト、脚本、演出、アクション、ゾンビのバランスが絶妙だと思う。あと、美女がドレスの下に武器をたくさん仕込んでるのカッコイイっすね。

 

 

・「奴隷の島、消えた人々」

ブラック企業、というかブラック農業のお話かと思いきや、ラストでドンデンかえしがあるお話。途中まではけっこうダラけて見てましたが、ラストはピリッとしています。韓国映画です。

 

 

・「ソイレント・グリーン」

名作映画なので、見てみました。藤子F不二夫先生のSF漫画を思い出した。人口が急増している世界のなかで、食料の配給も難しくなっている時代。ある殺人事件の捜査を通じて、主人公の刑事がその食糧配給の謎に迫るというお話。

フィルムの質感がひたすら懐かしい。美女が「家具」になっているという発想もすごいですね。

 

 

・永い言い訳

ホラー映画じゃないけどすげぇいい映画だった。この監督さんはすごいなあ。

 

 

・ファンタスティック・ビーストの1作目

この映画もよかった。自分が子供だった頃に戻って見せたい。

 

 

「シン・ゴジラ」も見たけど、正直特撮シーンを繰り返し見てしまった。あと石原さとみのシーン。最近のおすすめは「高慢と偏見とゾンビ」、ホラーじゃないなら「永い言い訳」。めちゃくちゃ泣いた。

ベタなホラーを最近見ていないのは、ちょっとダレてきているからでしょうか。おおおっ!と言いたくなるような映画に出会いたい。でも、なかなか出会えない。

その点、「スプリット」には感動した。よかったです。新作も楽しみ!

本当の変態は愛を語らない「愛を語れば変態ですか」

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こっちにホラー映画のこと、全然書いてないなあ。といいつつ、またちょっと違う映画の話を書いておきたい。

「愛を語れば変態ですか」。

監督・脚本ともに福原充則さん。よく考えたら、知り合いの知り合いの知り合いくらいの方だった。仲良くしてくれていた役者さんが仲良くしていた役者さんがこの方の舞台に出ていたんだよなあ。ややこしいけど、10年以上前の話!時が流れるのは早い!

ということで、その当時は見に行かせていただき、面白い舞台を作る方だな~!と思っていたのですが、なんだろう。この気持ちは。

 

 

このポスターは完璧ですね。

 

 

カレー屋を開店する予定の夫婦のところに、妻の以前の不倫相手やバイトしたい男、ストーカーなどが次々現れる。だが、妻は「愛を振りまいて平和な世界を作る」と言い、家を飛び出していく。男たちはそれを追いかけていく。という話なのですが、もともと舞台で上演されていた話なのかな?

というのも、舞台でみるとキスって本当に生々しい、ギョッとするものなのだけれど、映画でキスをみると「キス以上でもキス以下でもない、ありふれたキス」としてスーッと消化されちゃうから、わあ!むちゃくちゃだよ!という気持ちにならなかった。

あと、キャスト陣で芸人さんの占める割合の高さ。もちろんみなさんハマり役なんだけど、アイドル主演のテレビ東京の深夜ドラマを見ているような気持ちになった。

 

 

ただ、カレー屋の話なのに全然カレー作らないし、画面にすらほとんど出てこないのはちょっと笑いましたけど、そこは笑うところじゃなかったね。

なんというか、変態ってハードルが高い言葉なんだと思います。舞台で見せて驚かせることができる変態の表現より、映画の変態のほうがビジュアルで見せられる幅が広いぶん、ハードル高いんだろうなあとは思いました。

「セルビアン・フィルム」くらいの変態かと思っちゃった。

(※個人的には視聴を絶対におすすめしない映画)

 

 

昔、「TOKYO EYES」って映画があって、武田真治が吉川ひなのの眼球を舐める場面があったのですけど(たしかこの映画)、この映画は変態だな~と思った(未見だけどこのシーンだけ知っている)。でも、この映画は変態だな~とは思わなかった。私のまわりにはけっこう、ゴロゴロいたタイプだからかもしれません。こう、愛されてる私!感が強いひとって意外なほど多いもの。

変態ってもっと愛されない、孤独なものだと思うんだけどなあ。

自動販売機で売られていたテカテカのエッチな本みたいな人のこと、変態っていう気がする。でも、この映画は「愛を正面から語ると変人扱いされるのっておかしいけど、私は堂々と愛を語るよ。恥ずかしがってんじゃねーよ」というようなことを言いたいのかな?とも思うので、私の意見は的外れなんでしょう。

最近見た映画なら「デッド・フレンド・リクエスト」

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最近、ちゃんと映画を外に見に行こうと思って映画館に足を運んでいるのですが、「スプリット」はよかった。だけど、「こどもつかい」はちょっとねぇ……。

シンプルに言えば「怖くなかった」に尽きるのですが、映画館に来ていた小学生らしき少女が1回だけ「キャー!」と言っていたので、個人差はあるのだと思います。とりあえず、「こどもつかい」を見終わって帰ってきたらすごい頭痛に見舞われ、熱を出しました。なんでだ……??

もうひとつのブログのほうで長文を書かせてもらいました。とはいえ、アメブロも仕様がだいぶ変更になったみたいなので、長文を書いているうちに落ちるということもなくなったのかな?だったらこっちに書いてもいいのかな?と、すみわけに悩み中。

※とかいったら、このブログ記事をアップできないままけっこうたったので、やっぱりアメブロ1本に戻すのもどうかと思った。

 


そしてドラマの話もちょっとしたいのですが、皆さんはこの海外ドラマが氾濫する中、何をご覧になっておられますでしょうか?

私は「ウォーキング・デッド」は必ずリアルタイム放送で見るようにしているのですが、なんとなく見続けているのは「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」「Zネーション」「グリム」くらいかな?あと、イーライ・ロス監督総指揮のドラマも見たけど、悪魔モノってそんなに熱量高く見られない気がする(見終わって数ヵ月待ち続けられない)感じ。


「アンダー・ザ・ドーム」は途中まで見て放置していたら、Huluから消えていたし、「CSI」も長すぎて、あと初期キャストが消えすぎて今は追いかけておりません。「BONES」「キャッスル」あたりも見たのですが、流し見になっちゃう。


「死霊のはらわたリターンズ」とか、ゾンビ主婦ドラマとかも見たいのですが、まだ見られておりません。

といいつつ、「デスパレートな妻たち」を見始めてるんですけど。ホント、作業用BGMには最適な下世話さであります。

 

 

前置きは長くなりましたが、最近見た映画。

 

 

・「デッド・フレンド・リクエスト」

「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」で主人公の娘役を演じているアリシア・デブナム=ケアリーちゃんが主人公、共演には「ステイク・ランド」で主演、「ゴシップ・ガール」でエリックを演じていたコナー・パオロくんがいます。孤独な謎の少女に粘着されてしまった主人公。彼女への軽い裏切りのせいで、友達や家族、恋人も恐ろしい目に遭ってしまうというホラー。恐怖シーンがふんだんに盛り込まれており、ビジュアル的なセンスが非常に高い映画。

またSNSモノかよ~と思わずにご覧いただきたい。パソコンカメラ目線のPOVじゃないのもいい。

 


・スケア・キャンペーン

ドッキリホラー番組のスタッフたちが、逆に殺人鬼集団に蹂躙されてしまうという話。こちらもPOVじゃないのがよかった。もうPOV飽きたぞ。廃病院で殺されるスタッフたちの姿がショッキングですが、こちらもけっこうはっきりとゴアシーンがありますので、ホラー映画としては飽きさせない工夫も散りばめられています。

個人的には、殺人集団のマスクがすごくカッコイイと思った。ホラー映画の有名キャラクターへのオマージュになっている者も多く、全部ホッケーマスクをベースに作られているようですが、ジェイソン風(耳の横にホッケースティックの部品がつけられてたり)、ピンヘッド風のマスクなんかもあって遊び心と愛を感じました。

 

 

・ダークレイン

アメリカではなく、メキシコ系の映画だと思うのですが(未確認)、雨のせいでバスの待合所に閉じ込められてしまった男女。だが、突然、1人ずつ変化をはじめ……!?

この「変化」がとにかくミソであり、怖いけどビジュアル的にはコントみたい、でも怖い!という不思議な印象の話。ラストまで予想がつかないのですが、実際のところ、パッケージから想像するようなオカルトではなく、SFです。

 

 

・ドント・ノック・トワイス

「2回ノックしたら、メアリーが襲いに来る」

子供を殺し、その後自殺したという老女にまつわる都市伝説。だが、老女は主人公の娘を呪い、つきまとう。なぜ?

「スペル」みたいな話(いや、でもあんな話をまた作れたらすごいけど)かと思いきや、全然違う。ちょっとした謎解き要素、もちろんオカルト展開あり、裏切りも随所にあり、なかなか面白い映画でした。ただ、終わり方が急でびっくりしたけど。

 

 

・ハンティングパーク

人間狩りの話ですが、それ以上でもそれ以下でもない。ある私有地に人間を放ち、それを狩る男。ある女性はそこに迷い込みターゲットになる……のですが、主人公が素手で銃を持っている男に勝ったり、炭鉱をひたすら走ってそのまま逃げて話が終わったりと、拍子抜けするほど。なお、怖いシーンも皆無。

 

 

・アンチボディ

「羊たちの沈黙」の模倣なのだろうか?シリアルキラーとマジメな田舎の警察官が、その田舎で起きた幼女殺人事件を解決しようとする話。しかし、おそろしい事実が浮かび上がる……のですが、主人公がシリアルキラーの言葉に影響されてなぜか途中で高級スーツ買っちゃったり、そのスーツ売ってくれた女性と不倫したり、よくわからないシーンを見せられて困惑する。

(まあ、映画の中での意味はあるのですがね)

 

 

個人的におすすめするなら「デッド・フレンド・リクエスト」かなあ。暗い話とバッドエンドがお好みなら「ドント・ノック・トワイス」もいいかもしれないですね。


これから「フリーキッシュ 絶望都市」みます。楽しみ。

※見たけど、ライトなゾンビドラマとして見るならおすすめ。

 


最近見た映画

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前回の記事をアップした時、何回もエラーが出たのでイヤになって更新をサボりました。いったんホラー映画に対する情熱が燃え上がったのですが、なーんかまた盛り下がってきてる。

というのも、呪いがかかった館に住んで怯えたりするオカルトはあまり好きじゃないのですが(理由は私があまり怖く感じないからなんですけども)、そういうホラー映画のレンタルリリースが続いているので、必然的にちょっと飽きちゃったなぁと思っています。

 

 

ただ、私は未プレイなんだけど、「13日の金曜日」のゲーム、面白そうですよね。あのシリーズは積極的に見ていないのですが、ちょっと見ようかなぁと思ってます。

 

 

最近見た映画の話。

 

 

・人狼ゲームラヴァーズ

人狼ゲームは「人狼」「村人」で分かれて遊ぶゲームですが、そこに新たに「恋人」陣営が加わるという話。つまり、さんすくみですね。男の子のキャストが想像以上によかったなあという印象。

女性陣もかわいいですけどね。人狼ゲームは結構親切なつくりなので、毎回つい見ちゃう。今回はとてもキレイなシーンがあって驚いた(カメラマンさん、照明さん、監督の仕事がすごい)。ホント、意外といいシリーズだと思うんだけど、世の中の評判はどんなものなのでしょうか。

 

 

・ラスト/ナイト

記憶喪失、ゾンビだらけの森、交通事故を起こした車のなかで目を覚ました女の話。というと面白そうだけど、ゾンビが全然怖くないのが難点。ちょっと襲ってくるけど、飽きるとどっかいくという謎習性を持っています。あと、要は「自業自得」の話なんですよね。

ゾンビへの抗体ワクチンを探している主人公に「おしっ○みたいな色のやつよ!」という主人公の姉もどうかと思いました。そんな指示の仕方はどうかね?

 

 

・ヴァイラル

寄生虫系の感染系のホラー。といっても、ゾンビをばりばりに意識してます。地下室で潜んで休んでるところはヴァンパイア映画っぽくもあるかも。

両親が家にいない状態で感染にまきこまれ、姉が感染。妹はそれを助けようとするが……という話。イーライ・ロス監督の嫁が姉の役かと思ったら違う人でした。

感染しているなかで好きな男の子と仲良くなったり、ラストはバッドエンドにならなかったり(まあ、完全なるハッピーエンドじゃないけど)と、けっこうヌルイ恋愛要素入り。

しかし、後ろから急に出てくるような脅かし方、突然でっかい音を立てる脅かし方は皆無で、構図が工夫されている印象があって、私はまあまあこわかったよ。虫(ミミズ)嫌いな人は苦手そう。

 

 

・ウィンターストーム 雪山の悪夢

「スパイダーマン ホームカミング」の主演の子が、ほぼ主演の映画。離婚して職もない父が、息子たちと引き離されることを知り、狂うお話。雪山で遭難しながらも、脱出せずに監禁するという感じの話なのですが、思ったよりもすっごく短い。コンパクトです。

あと、雪山である必然性はそんななかったですね。怖いけどね、雪山ホラー。「フローズン」くらいヒリヒリ怖い遭難話かと期待していたのですが、ただただ気の毒に思いました。

 

 

・31

ロブ・ゾンビ監督の最新作か。主演はもちろん嫁!嫁、変わらず色っぽさがすごいです。

設定をあえて70年代だったかな?にして、主人公たちはカーニバルで働くヒッピーたち。そしてさらわれてゲームの賭けの対象にされ、殺人鬼たちが迫りくるという流れです。セットでも手を抜くところは抜きつつ(基本は廃工場)、たびたび迷い込むメインステージはめちゃくちゃ凝っているというカッコよさ。殺人鬼のキャラクター作りも凝ってる。個人的にはピエロの皮を物理的にかぶったピエロが好き。「マーダーライドショー」の驚きをなつかしく思い出してしまう。

 

 

・セル

キング原作&脚本。携帯電話のせいでみんなが狂った!狂った人たちは共鳴して、他の人間を襲い始め……という話でした。

主演はジョン・キューザックとサミュエルLジャクソン。しかし、この映画、ホントにラストがヒドイ。そりゃ怖いと言われれば怖い終わり方なんですけど、ややマヌケに見えるのが悲しい。

ただ、狂人の演技はやっぱりスゴイし(「ゾンビ」同様、徘徊する人の服装にもいろいろ凝っていて面白い)、ロードムービーになっているのもこのキャストだと新鮮。

ただ、ジョン・キューザックは逃げる時に足が遅いんだよなあ。あれは天性のものなのか、演技なのか、どっちなんだ。サミュエル先輩は動きが機敏だから余計に目立ってました。

 

 

・屍憶

香港と日本の共同制作だったかな?男性キャストは全員香港の方?で、女性キャストは日本人メイン。といっても、日本のカラーはほとんどないですが(日本人タレント役で日本人女優が出てくるのは違和感あったけど……)。

「冥婚」、つまり使者との結婚がテーマなんですが、悪夢に悩む主人公よりも、霊能力を突然得てしまった女子高生のパニックぶり、そして彼女を追い詰める幽霊のビジュアルの怖さは鮮烈でした。主人公の男性と、女子高生のエピソードは別々に進行しているのですが、ある時にカチッと噛み合います。それがお見事!ホラーとしてはすごく気持ちよく騙されました。

 

 

いかにもなホラーをさくっと見たいなら「ヴァイラル」、ドロドロホラーにひたりたいなら「屍憶」かなあ。ホラー好きの方は、ネタとして「セル」をご覧になることをおすすめします。

こっちもちゃんとアップしたいのでがんばります。

親友たちの命を選ぶ?知らない少女の命を選ぶ?「クライムダウン」

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こっちにも、記事を書いていこう。
昔見て放置してた映画のことはこっちに書いてもいいかもね。

 

 

雑な合成である。ただ、原題はいいよね。ざっくり訳すと「死へ向かう孤独な場所」って感じかなあ?

 

 

かなり前に見た「クライムダウン」。2011年のイギリス映画。一時期、“森の人間狩り”映画が流行したあたりで、登山中の若者たちがトラブルに巻き込まれる、という映画も数作作られた気がしますが、「デッド・クリフ」のように、こちらも登山映画。ただし、

・誘拐事件に巻き込まれた女の子を助けようとする若者たち
・組織に追われてどんどん脱落
・とにかく下山!下山!

という、逃げるのではなく「降りる」映画なのであります。

 


名前の通り、クライミング要素もあります。

あらすじは5人の若者が登山に行き、地下室(山の地肌に穴が掘ってあり、そこに扉をつけて閉じ込められている感じ)に監禁されている少女を見つけて助けるという話。

 


追っ手はマフィア?なのですが、ライフルを武器に彼らを殺しにかかります。なので、スプラッター要素は一切なし、ホラーというよりサスペンス映画かも。しかし、途中で出会った男たちをナイフで切り裂き、崖から飛び降りさせるシーンなんかは狂ってますね。

助けを呼びに行く途中で転落死したり、射殺されたり、少女の囮になって死んだりして脱落しますが、
「わかるか?カッコつけようとするからだ。痛いか?」
と言われ煽られ、殺されるシーンはかなり胸糞が悪い。

 


「少女を助けるべきだったのか?見捨てるべきだったのか?」というのは、この映画の軸になるテーマです。
(まあ、見捨てるべきだよねとは誰も言えないけど)

とはいえ、ただただ森を追いまくられる映画ではなく、下山はするんですね。

 


しかし、助けを求めたはずの警察も面倒くさい感じでからんできて、仲間の1人は警察官に勘違いで打たれてしまいます。さらに隠れた家に放火されて押し入られるという、村人からしたらたまったもんじゃない展開を経て、主人公の女子が花瓶で頭カチワリ&窓から突き倒しで勝利。ライフルを操り殺人術にも秀でている屈強な男たちが、花瓶に負けていいのでしょうか?美人だからいいんです!

結局犯人はつかまるものの、5人中1人(当然、主人公)しか生き残らず。しかし、その少女に「ありがとう」と言われて、主人公は号泣するのであります。

 

 

この映画のおそろしいところは、「親友を4人殺された」という喪失と、「少女を助けた」という善行が果たして釣り合うものなのだろうか?という疑問がのしかかってくるところにある気がする。
もしこの苦しみを与えられてしまう側になったら、自分は耐えていけるのだろうか?少女を助けたということを支えに、大事な人たちをむごたらしく奪われたことを飲み込めるのだろうか?と、この映画のことを思い出すたびに、ひたすらモヤモヤするのであります。

結局、モテ期はこなかったわけですが「ある日モテ期がやってきた」

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2010年のアメリカ映画「ある日モテ期がやってきた」。主演のジェイ・バルシェルは「魔法使いの弟子」で有名ですが、「トロピック・サンダー」や「ファンボーイズ」、私の大好きな「ディス・イズ・ジ・エンド」など、コメディにも多く出演している印象。その一方で「あの頃、ペニー・レインと」とか「ロボコップ」(2014年版)に出てたり、「ヒックとドラゴン」では主演声優をしていたりと、やたらとキャリアは華やか。

 

 

時代を感じるファッションである。

 

 

タイトルから察した通り、モテない男子がイケてる女子と出会って不器用ながらも恋愛が進行していくというお話。
「メリーに首ったけ」とほぼ同じ構図。
ただ、これが女子になると「仕事はこなすけどとにかく男日照り、モテないわけじゃないけど男運が悪い女が、イケメンと出会って紆余曲折を経てハッピーエンド」になるのだから不思議なものである。とにかくモテない、イモ臭い女子が“ありのまま”“そのまま”で愛される映画ってあんまりないよね。でも、男子は変化すると逆に「あなたらしくない」と責められる方が多いような……まあ、「どっちもどっち」といいますか、何がいいというわけでもないのですが、恋愛映画は糖度が高すぎるので、些細なところがベタベタすると気になる。

 

 

別れた元カノを忘れられない空港職員(これも伏線なのである)・カークがドジな美女・モリーとひょんなことをきっかけに知り合い、デートを重ねていきます。
ただ、モリーは「傷付きたくないから安全な男を選んでいる」というフシがあり、その一方でカークはデートするので精一杯。「イチャイチャしてたらひとりで勝手に頂点へ」「しかもそれを彼女の愛犬に舐められる」という下品なシーンも経て、最終的にはコンプレックスをむきだしにして彼女を怒らせます。

 

 

しかしながら、根っから善人のカークは親切にしてきた皆に応援され、背中を押されてモリーを追いかけ、彼女が登場している飛行機へとダッシュ!途中、元カノがすがってくるけど振り払い(このへん、フラレ男の願望が炸裂しているというか、都合がいい展開ではある)、お互いの気持ちを確かめあって最後は2人で飛行機に乗ってどっかに旅立つ!(理由:飛行機は途中で降りられません)というラストでした。

 

 

この強烈な飛行機推しはなんだったのか?と思ったけど、まあ、空港は人間ドラマがある場所だし。主人公が奥手でも、優しいからこそ育めた愛。これも立派なファンタジー。

と自分を落ち着かせる。モテモテにならなくとも、好きな女に愛されるのが本当のモテ期だよ♡ とでもいいたいのでしょうか。まあ、邦題が悪い!(主人公はモテたいわけではないし、元カノにすがられるくらいしかモテ要素ないし)

 

 

見どころがあるとすれば、カークの家族が「SASUKE」見てた点かな。

アメリカ映画によく出てくる日本文化といえば「SUSHI」(デートでたま~に出てくるSUSHI BAR)、「KIMONO」(寝室に飾ってあるか、ローブ代わりに来てるけど、テカテカすぎて日本製には見えない)、「Wii」(一時期よく見た)。
そこに「SASUKE」が加わるのでしょうか。
しかし、カークの家族はいわゆる洗練されていない印象で、どこにでもいるおじちゃんおばちゃんだけどやや無神経、みたいな感じ。そういう家族が娯楽として見る番組なんですかね、SASUKEのイメージって。

最近見た映画。「ブレア・ウィッチ」が今年最高に怖かった。

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このブログのトップページを見たら、「5年目です」という自己紹介で止まっていた。ホントはもっと経ってます。直さなければ。


最近見た映画の話。


・ブレア・ウィッチ
今年見た映画のなかでは、一番怖かったかもしれない。
続編とリブートの合間のような作品ですが、原作を活かしつつ、最新アイテムを持ち込んで切り口を変えて(と言いつつも、こういう映画にドローンとかGPSとか持ち込む展開には飽き飽きしてきてもいる)、森の中に入っていくのですが……。
気が付いたら、夜が明けない。はぐれた仲間とは時間経過が異なっている(自分は1日しか経過していないように感じているが、彼らは1週間森を彷徨っている)。
ただ、これだけではないんです。正直、森の他のシーンはある残虐な場面を除き、ほぼ怖くない。森の中から何かの吠える声、鳴く声が……と言われても、声だけだし……と思っちゃうんですが。
ラスト間際、主人公たちはある廃屋にたどり着きます。この家が、もう、めっちゃくっちゃ怖い。佇まいだけで怖い。何があるというわけではないシーンも、怖い。自分でもわからないけど、「ああ、ここから出して!」と叫びたくなるような、悪意と殺意を感じとれるほど。未見の方はぜひ。家だけでも見る価値あり。


・ブラッディ・ツイン
いわゆる「ブラック・ジャック」のピノコと同じく、体の中に自分の双子の片割れがいたまま成長してしまった少女が、二重人格に悩み、悲劇を引き起こしていくお話。
本来は純粋でおとなしい性格なのに、性格が入れ替わると大胆でサイコで男好きになってしまうという、あるある~といいたくなる展開なのですが、意外にもキーパーソンとなるのは彼女の親友。
この手の映画だと「そんな人だと思わなかったわ!」と言って立ち去る親友がほとんどですが、この映画に関しえてはラストまでとことん付き合ってくれます。
もう少しオシャレな、映像美に重点を置いたサブカル映画かと思いきや、そんなことなかったですね。ラストには、たぶんこの映画が一番やりたかったであろう衝撃ゴア描写が入っています。


・呪怨館
期待せずに見たら、かなり良かったホラー。殺人が起きた家に引っ越してくる系ホラーは数年前に爆発的にリリースされ(比較的作るのが楽だから?)、最近では落ち着いてきた印象。
タイトルにある通り、少し「呪怨」を思わせる映画です。家に残った怨念が主人公の家族を蝕んでいき、恐ろしい結末を引き起こす。「ここが怖かった!」というよりも、漠然と、じわじわと削られていく感じ。ラストまではさほど怖くなかったのですが、ラスト5分でじわりと恐怖度が上がったかも。
派手な演出はないですが、「雰囲気が悪い、なんだか気分が悪い家に住まなければいけない」ことの恐怖値って意外と高い。


・WE GO ON 死霊の証明
パッケージで「またこういうホラーかよ」と思って避けていたのですが、見たらすごくユニークな話だった。
様々な恐怖症を持つ青年が、それを克服するために「心霊の存在を証明してくれる人」を新聞広告で募集。ニセモノが殺到するなか、不思議なメッセージも送られてくる。そして、彼はその送り主と対面するのだが……!
前半ではひたすら、ニセ心霊現象を持ち掛けられる主人公とその母の苦悩を描き(このあたりは「人間ドラマ」って感じの展開)、後半からとは突然オカルト描写がこれでもかとなだれこんできます。
キャストが全体的にうまく、さまざまな恐怖の感情が呼び起こされる。ラストは正直、説明がないままブツリと終わるのですが、そこの乱暴さも好き。キングの小説を読んだ時のような気持ち。


・NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム
主演はエマ・ロバーツで、かなりお金がかかっているサスペンス。海外のSNSで実際に流行している度胸試しゲームをテーマに、臆病な少女がゲームを通じて強さを証明していく、みたいな話です。
オチまでの展開を読み切れず、意外にも「おおっ」となったシーンもあった。あと、「目隠ししたままバイクで疾走」「ビルの上からぶら下がる」とか、チャレンジ自体もスリリング。この手の映画は悲しいことに中身がナイことも多いですが、めくるめく「度胸試し」の数々には意外とドキドキさせられる。女の子でも楽しめるロマンティックな展開も入っているし、映画をあまり見ない人でも楽しめると思う。ただ、いわゆるマンガチックな「終わりよければすべてよし」感が強すぎるとも思いますが。主人公の仲間が野次馬のような傍観者たちを戒める→皆、静かに反省して立ち去る、とか、そんなことあるわけないじゃないですか!
ラストのスタッフロールは遊び心があり、結構楽しんでみてしまった。


・グッド・ネイバー
最近多い(のか?)隣人との揉め事から、ホラーやサスペンス展開に陥る映画のひとつ。
まあ、隣人にストーカーされる!サイコキラーだ!女の子監禁してる!なんて展開はもはやベタですが、この映画は「隣人にドッキリを仕掛け続け、どんな性格の変化を遂げるか見極めたい」という青年たちの話。カリスマユーチューバーを目指して、隣人でドッキリ動画を撮ろうという感じかな。基本的にPOV映画で進行するかと思いきや、後日の裁判のシーンと交互に進行するため、確実に何かがあったということを匂わせられます。
意外にも、オチはまったく予想できず。「善き隣人」というタイトルの意味は最後でわかるかも。
途中でやめたい主人公と、有名になりたくて隣人の動画に固執する友達。彼らを待っている結末とは?
この映画、私は好きです。


・アサイラム・バスターズ
登場人物(おじさんやじいさん)の見分けがとにかく付きにくい映画。廃墟のアスベストの調査?に訪れた会社が、恐ろしい出来事に巻き込まれていきます。しかしながら、“幽霊”たちはホントに生きてるのか死んでるのかもよくわからず、回収されない伏線もあり、人間狩りで怖がらせたいのか、オカルト要素で怖がらせたいのか、怖いポイントもよくわからない。それに、この主人公たち「バスターズ」ではないんですよね。
幽霊看護師が、仲間のひとりを、水没した小児科に連れて行こうとして車イスに乗せたまま水の中に突っ込むところはすごかった。意味が分からなすぎて。ゲームで「もう制限時間の残り秒数がない!ここはショートカットじゃ!」とゴリ押しプレイしている時のような、雑多な感じでしたね。

 

ここからはホラーじゃないよ。


・怒り
面白かったけど、「面白い」という感想がふさわしくはないだろうなと思う。住宅街の俯瞰のシーンは、なぜか「告白」で不登校になった生徒の家(木村佳乃さんが母親役をやっていた生徒の家のシーン)を思い出した。
このブログにいろいろ書こうと思ってまとめてたら、だんだん私自身がイライラしてきて、まだその記事上げてないんだ。うまくまとまらないと更新が止まりますね、という言い訳。


・湯を沸かすほどの熱い愛
こちらも面白かった。もう少し薄い映画かと思ったけど(風景をやたら「キレイでしょ~」と見せるシーンが多い映画かと思ったけど、そんなことはなかった)いろいろなエピソードがそれぞれ立っていたような。
ただ、ちょこちょこと相いれないなあと感じたところはあったけど。おもらしした下着を放置して帰ったシーンとか。私、隣人だったらビックリしちゃうよ。エッ、パンツがノブにかかってる!?って。


ホラーを見慣れている方には「WE GO ON」をおすすめしたいけど、好みが分かれるかな?とも思う。「ブレア・ウィッチ」はなかなかでしたので、未見のかたはぜひ!「アサイラム・バスターズ」以外は、ハズレはなかったかなあ?

原作ファンの顔を踏んでいく映画「ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影〈シャドウズ〉」

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2016年の映画「ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影〈シャドウズ〉」。かなり前に出たんですけど、ホント、いつ見てもこの映画のドナテロはかわいくない!シュレッダーもかわいくない(そして影が薄い)!
(ホント、旧タートルズのサワキちゃんは癒やしなのであります)
マイケル・ベイはわかってない!「トランスフォーマー」だけ作っていてくれ!(理由:見ないから)と思ってます。

 

 

いつ見ても甲羅がメロンパン。

 


今回は、ケイシー・ジョーンズが初登場したり、ビーバップとロックステディ、クランゲも初登場(バクスターもだっけ?)。にしても、旧タートルズであれだけ暴力好きのトラブルメイカーだったケイシーを見ると、このスマートさが信じられない(新タートルズではエイプリルと恋に落ちるから、この映画でもそこを踏襲しているのでしょうね)。
また、ビーバップとロックステディはもちろん大好きなのですが、吹き替えが最悪すぎて泣いた。

 


この映画の製作陣って、日本と中国をごっちゃにしてるよね。いや、中国ともちょっと違う、日本では明らかにない描写とか漢字とかが出てくる。ここはパラレルワールドなの?そもそもシュレッダーは沖縄で武闘を学んだみたいな設定があった気がするのですが、その設定も謎である。もしかして国際通りの土産物屋でバイトしながらコツコツ修行してたのか?

 


今作においては4人が人間になるかこのままでいるかを巡って決裂する展開もあるのですが、ぶっちゃけどっちでもいいわよと思っていたのであります。アホな話でいいのに。着ぐるみ感満載の旧実写版のほうが、好き。この映画が好きな人もいると思うし、この映画でタートルズを知った!というキッズもいるでしょうから、あんまり不満を言うものでもないとはわかっているのですが、満足感がないのであります。

 


とりあえず、次は「シュレッダーのピザ屋さん」実写化してくれ。

 

最近見た映画。

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「スプリット」見てきたけど、面白かったよ。シャマラン監督の映画ってやっぱりかっこいい。すき。

ついでに、ドラマの報告。「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」シーズン2はちょこちょこ鮮烈なシーンがあって面白いですね。「Zネーション」シーズン3はコメディに振り切っている回が好き。シリアス回すらコントに見えてきます。そういえば「GRIM」シーズン4も見ました。海外ドラマ見るのに忙しいっす。

 

 

そんななかで最近見た映画。

・「バイオハザード:ザ・ファイナル」

6作目ということで、もう頭がごちゃごちゃになっております。バイオ好きの人以外からすると、う~ん???って印象ではないでしょうか。ウェスカーくんが本当にかわいそうな役回り。もうちょい強くなかったっけ??

 

 

・「高慢と偏見とゾンビ」

私はこの映画好きだな。「高慢と偏見」をベースに、中世イギリスにゾンビが出現したら?という内容になっています。キャスト、脚本、演出、アクション、ゾンビのバランスが絶妙だと思う。あと、美女がドレスの下に武器をたくさん仕込んでるのカッコイイっすね。

 

 

・「奴隷の島、消えた人々」

ブラック企業、というかブラック農業のお話かと思いきや、ラストでドンデンかえしがあるお話。途中まではけっこうダラけて見てましたが、ラストはピリッとしています。韓国映画です。

 

 

・「ソイレント・グリーン」

名作映画なので、見てみました。藤子F不二夫先生のSF漫画を思い出した。人口が急増している世界のなかで、食料の配給も難しくなっている時代。ある殺人事件の捜査を通じて、主人公の刑事がその食糧配給の謎に迫るというお話。

フィルムの質感がひたすら懐かしい。美女が「家具」になっているという発想もすごいですね。

 

 

・永い言い訳

ホラー映画じゃないけどすげぇいい映画だった。この監督さんはすごいなあ。

 

 

・ファンタスティック・ビーストの1作目

この映画もよかった。自分が子供だった頃に戻って見せたい。

 

 

「シン・ゴジラ」も見たけど、正直特撮シーンを繰り返し見てしまった。あと石原さとみのシーン。最近のおすすめは「高慢と偏見とゾンビ」、ホラーじゃないなら「永い言い訳」。めちゃくちゃ泣いた。

ベタなホラーを最近見ていないのは、ちょっとダレてきているからでしょうか。おおおっ!と言いたくなるような映画に出会いたい。でも、なかなか出会えない。

その点、「スプリット」には感動した。よかったです。新作も楽しみ!

本当の変態は愛を語らない「愛を語れば変態ですか」

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こっちにホラー映画のこと、全然書いてないなあ。といいつつ、またちょっと違う映画の話を書いておきたい。

「愛を語れば変態ですか」。

監督・脚本ともに福原充則さん。よく考えたら、知り合いの知り合いの知り合いくらいの方だった。仲良くしてくれていた役者さんが仲良くしていた役者さんがこの方の舞台に出ていたんだよなあ。ややこしいけど、10年以上前の話!時が流れるのは早い!

ということで、その当時は見に行かせていただき、面白い舞台を作る方だな~!と思っていたのですが、なんだろう。この気持ちは。

 

 

このポスターは完璧ですね。

 

 

カレー屋を開店する予定の夫婦のところに、妻の以前の不倫相手やバイトしたい男、ストーカーなどが次々現れる。だが、妻は「愛を振りまいて平和な世界を作る」と言い、家を飛び出していく。男たちはそれを追いかけていく。という話なのですが、もともと舞台で上演されていた話なのかな?

というのも、舞台でみるとキスって本当に生々しい、ギョッとするものなのだけれど、映画でキスをみると「キス以上でもキス以下でもない、ありふれたキス」としてスーッと消化されちゃうから、わあ!むちゃくちゃだよ!という気持ちにならなかった。

あと、キャスト陣で芸人さんの占める割合の高さ。もちろんみなさんハマり役なんだけど、アイドル主演のテレビ東京の深夜ドラマを見ているような気持ちになった。

 

 

ただ、カレー屋の話なのに全然カレー作らないし、画面にすらほとんど出てこないのはちょっと笑いましたけど、そこは笑うところじゃなかったね。

なんというか、変態ってハードルが高い言葉なんだと思います。舞台で見せて驚かせることができる変態の表現より、映画の変態のほうがビジュアルで見せられる幅が広いぶん、ハードル高いんだろうなあとは思いました。

「セルビアン・フィルム」くらいの変態かと思っちゃった。

(※個人的には視聴を絶対におすすめしない映画)

 

 

昔、「TOKYO EYES」って映画があって、武田真治が吉川ひなのの眼球を舐める場面があったのですけど(たしかこの映画)、この映画は変態だな~と思った(未見だけどこのシーンだけ知っている)。でも、この映画は変態だな~とは思わなかった。私のまわりにはけっこう、ゴロゴロいたタイプだからかもしれません。こう、愛されてる私!感が強いひとって意外なほど多いもの。

変態ってもっと愛されない、孤独なものだと思うんだけどなあ。

自動販売機で売られていたテカテカのエッチな本みたいな人のこと、変態っていう気がする。でも、この映画は「愛を正面から語ると変人扱いされるのっておかしいけど、私は堂々と愛を語るよ。恥ずかしがってんじゃねーよ」というようなことを言いたいのかな?とも思うので、私の意見は的外れなんでしょう。


最近見た映画なら「デッド・フレンド・リクエスト」

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最近、ちゃんと映画を外に見に行こうと思って映画館に足を運んでいるのですが、「スプリット」はよかった。だけど、「こどもつかい」はちょっとねぇ……。

シンプルに言えば「怖くなかった」に尽きるのですが、映画館に来ていた小学生らしき少女が1回だけ「キャー!」と言っていたので、個人差はあるのだと思います。とりあえず、「こどもつかい」を見終わって帰ってきたらすごい頭痛に見舞われ、熱を出しました。なんでだ……??

もうひとつのブログのほうで長文を書かせてもらいました。とはいえ、アメブロも仕様がだいぶ変更になったみたいなので、長文を書いているうちに落ちるということもなくなったのかな?だったらこっちに書いてもいいのかな?と、すみわけに悩み中。

※とかいったら、このブログ記事をアップできないままけっこうたったので、やっぱりアメブロ1本に戻すのもどうかと思った。

 


そしてドラマの話もちょっとしたいのですが、皆さんはこの海外ドラマが氾濫する中、何をご覧になっておられますでしょうか?

私は「ウォーキング・デッド」は必ずリアルタイム放送で見るようにしているのですが、なんとなく見続けているのは「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」「Zネーション」「グリム」くらいかな?あと、イーライ・ロス監督総指揮のドラマも見たけど、悪魔モノってそんなに熱量高く見られない気がする(見終わって数ヵ月待ち続けられない)感じ。


「アンダー・ザ・ドーム」は途中まで見て放置していたら、Huluから消えていたし、「CSI」も長すぎて、あと初期キャストが消えすぎて今は追いかけておりません。「BONES」「キャッスル」あたりも見たのですが、流し見になっちゃう。


「死霊のはらわたリターンズ」とか、ゾンビ主婦ドラマとかも見たいのですが、まだ見られておりません。

といいつつ、「デスパレートな妻たち」を見始めてるんですけど。ホント、作業用BGMには最適な下世話さであります。

 

 

前置きは長くなりましたが、最近見た映画。

 

 

・「デッド・フレンド・リクエスト」

「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」で主人公の娘役を演じているアリシア・デブナム=ケアリーちゃんが主人公、共演には「ステイク・ランド」で主演、「ゴシップ・ガール」でエリックを演じていたコナー・パオロくんがいます。孤独な謎の少女に粘着されてしまった主人公。彼女への軽い裏切りのせいで、友達や家族、恋人も恐ろしい目に遭ってしまうというホラー。恐怖シーンがふんだんに盛り込まれており、ビジュアル的なセンスが非常に高い映画。

またSNSモノかよ~と思わずにご覧いただきたい。パソコンカメラ目線のPOVじゃないのもいい。

 


・スケア・キャンペーン

ドッキリホラー番組のスタッフたちが、逆に殺人鬼集団に蹂躙されてしまうという話。こちらもPOVじゃないのがよかった。もうPOV飽きたぞ。廃病院で殺されるスタッフたちの姿がショッキングですが、こちらもけっこうはっきりとゴアシーンがありますので、ホラー映画としては飽きさせない工夫も散りばめられています。

個人的には、殺人集団のマスクがすごくカッコイイと思った。ホラー映画の有名キャラクターへのオマージュになっている者も多く、全部ホッケーマスクをベースに作られているようですが、ジェイソン風(耳の横にホッケースティックの部品がつけられてたり)、ピンヘッド風のマスクなんかもあって遊び心と愛を感じました。

 

 

・ダークレイン

アメリカではなく、メキシコ系の映画だと思うのですが(未確認)、雨のせいでバスの待合所に閉じ込められてしまった男女。だが、突然、1人ずつ変化をはじめ……!?

この「変化」がとにかくミソであり、怖いけどビジュアル的にはコントみたい、でも怖い!という不思議な印象の話。ラストまで予想がつかないのですが、実際のところ、パッケージから想像するようなオカルトではなく、SFです。

 

 

・ドント・ノック・トワイス

「2回ノックしたら、メアリーが襲いに来る」

子供を殺し、その後自殺したという老女にまつわる都市伝説。だが、老女は主人公の娘を呪い、つきまとう。なぜ?

「スペル」みたいな話(いや、でもあんな話をまた作れたらすごいけど)かと思いきや、全然違う。ちょっとした謎解き要素、もちろんオカルト展開あり、裏切りも随所にあり、なかなか面白い映画でした。ただ、終わり方が急でびっくりしたけど。

 

 

・ハンティングパーク

人間狩りの話ですが、それ以上でもそれ以下でもない。ある私有地に人間を放ち、それを狩る男。ある女性はそこに迷い込みターゲットになる……のですが、主人公が素手で銃を持っている男に勝ったり、炭鉱をひたすら走ってそのまま逃げて話が終わったりと、拍子抜けするほど。なお、怖いシーンも皆無。

 

 

・アンチボディ

「羊たちの沈黙」の模倣なのだろうか?シリアルキラーとマジメな田舎の警察官が、その田舎で起きた幼女殺人事件を解決しようとする話。しかし、おそろしい事実が浮かび上がる……のですが、主人公がシリアルキラーの言葉に影響されてなぜか途中で高級スーツ買っちゃったり、そのスーツ売ってくれた女性と不倫したり、よくわからないシーンを見せられて困惑する。

(まあ、映画の中での意味はあるのですがね)

 

 

個人的におすすめするなら「デッド・フレンド・リクエスト」かなあ。暗い話とバッドエンドがお好みなら「ドント・ノック・トワイス」もいいかもしれないですね。


これから「フリーキッシュ 絶望都市」みます。楽しみ。

※見たけど、ライトなゾンビドラマとして見るならおすすめ。

 

最近見た映画

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前回の記事をアップした時、何回もエラーが出たのでイヤになって更新をサボりました。いったんホラー映画に対する情熱が燃え上がったのですが、なーんかまた盛り下がってきてる。

というのも、呪いがかかった館に住んで怯えたりするオカルトはあまり好きじゃないのですが(理由は私があまり怖く感じないからなんですけども)、そういうホラー映画のレンタルリリースが続いているので、必然的にちょっと飽きちゃったなぁと思っています。

 

 

ただ、私は未プレイなんだけど、「13日の金曜日」のゲーム、面白そうですよね。あのシリーズは積極的に見ていないのですが、ちょっと見ようかなぁと思ってます。

 

 

最近見た映画の話。

 

 

・人狼ゲームラヴァーズ

人狼ゲームは「人狼」「村人」で分かれて遊ぶゲームですが、そこに新たに「恋人」陣営が加わるという話。つまり、さんすくみですね。男の子のキャストが想像以上によかったなあという印象。

女性陣もかわいいですけどね。人狼ゲームは結構親切なつくりなので、毎回つい見ちゃう。今回はとてもキレイなシーンがあって驚いた(カメラマンさん、照明さん、監督の仕事がすごい)。ホント、意外といいシリーズだと思うんだけど、世の中の評判はどんなものなのでしょうか。

 

 

・ラスト/ナイト

記憶喪失、ゾンビだらけの森、交通事故を起こした車のなかで目を覚ました女の話。というと面白そうだけど、ゾンビが全然怖くないのが難点。ちょっと襲ってくるけど、飽きるとどっかいくという謎習性を持っています。あと、要は「自業自得」の話なんですよね。

ゾンビへの抗体ワクチンを探している主人公に「おしっ○みたいな色のやつよ!」という主人公の姉もどうかと思いました。そんな指示の仕方はどうかね?

 

 

・ヴァイラル

寄生虫系の感染系のホラー。といっても、ゾンビをばりばりに意識してます。地下室で潜んで休んでるところはヴァンパイア映画っぽくもあるかも。

両親が家にいない状態で感染にまきこまれ、姉が感染。妹はそれを助けようとするが……という話。イーライ・ロス監督の嫁が姉の役かと思ったら違う人でした。

感染しているなかで好きな男の子と仲良くなったり、ラストはバッドエンドにならなかったり(まあ、完全なるハッピーエンドじゃないけど)と、けっこうヌルイ恋愛要素入り。

しかし、後ろから急に出てくるような脅かし方、突然でっかい音を立てる脅かし方は皆無で、構図が工夫されている印象があって、私はまあまあこわかったよ。虫(ミミズ)嫌いな人は苦手そう。

 

 

・ウィンターストーム 雪山の悪夢

「スパイダーマン ホームカミング」の主演の子が、ほぼ主演の映画。離婚して職もない父が、息子たちと引き離されることを知り、狂うお話。雪山で遭難しながらも、脱出せずに監禁するという感じの話なのですが、思ったよりもすっごく短い。コンパクトです。

あと、雪山である必然性はそんななかったですね。怖いけどね、雪山ホラー。「フローズン」くらいヒリヒリ怖い遭難話かと期待していたのですが、ただただ気の毒に思いました。

 

 

・31

ロブ・ゾンビ監督の最新作か。主演はもちろん嫁!嫁、変わらず色っぽさがすごいです。

設定をあえて70年代だったかな?にして、主人公たちはカーニバルで働くヒッピーたち。そしてさらわれてゲームの賭けの対象にされ、殺人鬼たちが迫りくるという流れです。セットでも手を抜くところは抜きつつ(基本は廃工場)、たびたび迷い込むメインステージはめちゃくちゃ凝っているというカッコよさ。殺人鬼のキャラクター作りも凝ってる。個人的にはピエロの皮を物理的にかぶったピエロが好き。「マーダーライドショー」の驚きをなつかしく思い出してしまう。

 

 

・セル

キング原作&脚本。携帯電話のせいでみんなが狂った!狂った人たちは共鳴して、他の人間を襲い始め……という話でした。

主演はジョン・キューザックとサミュエルLジャクソン。しかし、この映画、ホントにラストがヒドイ。そりゃ怖いと言われれば怖い終わり方なんですけど、ややマヌケに見えるのが悲しい。

ただ、狂人の演技はやっぱりスゴイし(「ゾンビ」同様、徘徊する人の服装にもいろいろ凝っていて面白い)、ロードムービーになっているのもこのキャストだと新鮮。

ただ、ジョン・キューザックは逃げる時に足が遅いんだよなあ。あれは天性のものなのか、演技なのか、どっちなんだ。サミュエル先輩は動きが機敏だから余計に目立ってました。

 

 

・屍憶

香港と日本の共同制作だったかな?男性キャストは全員香港の方?で、女性キャストは日本人メイン。といっても、日本のカラーはほとんどないですが(日本人タレント役で日本人女優が出てくるのは違和感あったけど……)。

「冥婚」、つまり使者との結婚がテーマなんですが、悪夢に悩む主人公よりも、霊能力を突然得てしまった女子高生のパニックぶり、そして彼女を追い詰める幽霊のビジュアルの怖さは鮮烈でした。主人公の男性と、女子高生のエピソードは別々に進行しているのですが、ある時にカチッと噛み合います。それがお見事!ホラーとしてはすごく気持ちよく騙されました。

 

 

いかにもなホラーをさくっと見たいなら「ヴァイラル」、ドロドロホラーにひたりたいなら「屍憶」かなあ。ホラー好きの方は、ネタとして「セル」をご覧になることをおすすめします。

こっちもちゃんとアップしたいのでがんばります。

親友たちの命を選ぶ?知らない少女の命を選ぶ?「クライムダウン」

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こっちにも、記事を書いていこう。
昔見て放置してた映画のことはこっちに書いてもいいかもね。

 

 

雑な合成である。ただ、原題はいいよね。ざっくり訳すと「死へ向かう孤独な場所」って感じかなあ?

 

 

かなり前に見た「クライムダウン」。2011年のイギリス映画。一時期、“森の人間狩り”映画が流行したあたりで、登山中の若者たちがトラブルに巻き込まれる、という映画も数作作られた気がしますが、「デッド・クリフ」のように、こちらも登山映画。ただし、

・誘拐事件に巻き込まれた女の子を助けようとする若者たち
・組織に追われてどんどん脱落
・とにかく下山!下山!

という、逃げるのではなく「降りる」映画なのであります。

 


名前の通り、クライミング要素もあります。

あらすじは5人の若者が登山に行き、地下室(山の地肌に穴が掘ってあり、そこに扉をつけて閉じ込められている感じ)に監禁されている少女を見つけて助けるという話。

 


追っ手はマフィア?なのですが、ライフルを武器に彼らを殺しにかかります。なので、スプラッター要素は一切なし、ホラーというよりサスペンス映画かも。しかし、途中で出会った男たちをナイフで切り裂き、崖から飛び降りさせるシーンなんかは狂ってますね。

助けを呼びに行く途中で転落死したり、射殺されたり、少女の囮になって死んだりして脱落しますが、
「わかるか?カッコつけようとするからだ。痛いか?」
と言われ煽られ、殺されるシーンはかなり胸糞が悪い。

 


「少女を助けるべきだったのか?見捨てるべきだったのか?」というのは、この映画の軸になるテーマです。
(まあ、見捨てるべきだよねとは誰も言えないけど)

とはいえ、ただただ森を追いまくられる映画ではなく、下山はするんですね。

 


しかし、助けを求めたはずの警察も面倒くさい感じでからんできて、仲間の1人は警察官に勘違いで打たれてしまいます。さらに隠れた家に放火されて押し入られるという、村人からしたらたまったもんじゃない展開を経て、主人公の女子が花瓶で頭カチワリ&窓から突き倒しで勝利。ライフルを操り殺人術にも秀でている屈強な男たちが、花瓶に負けていいのでしょうか?美人だからいいんです!

結局犯人はつかまるものの、5人中1人(当然、主人公)しか生き残らず。しかし、その少女に「ありがとう」と言われて、主人公は号泣するのであります。

 

 

この映画のおそろしいところは、「親友を4人殺された」という喪失と、「少女を助けた」という善行が果たして釣り合うものなのだろうか?という疑問がのしかかってくるところにある気がする。
もしこの苦しみを与えられてしまう側になったら、自分は耐えていけるのだろうか?少女を助けたということを支えに、大事な人たちをむごたらしく奪われたことを飲み込めるのだろうか?と、この映画のことを思い出すたびに、ひたすらモヤモヤするのであります。

結局、モテ期はこなかったわけですが「ある日モテ期がやってきた」

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2010年のアメリカ映画「ある日モテ期がやってきた」。主演のジェイ・バルシェルは「魔法使いの弟子」で有名ですが、「トロピック・サンダー」や「ファンボーイズ」、私の大好きな「ディス・イズ・ジ・エンド」など、コメディにも多く出演している印象。その一方で「あの頃、ペニー・レインと」とか「ロボコップ」(2014年版)に出てたり、「ヒックとドラゴン」では主演声優をしていたりと、やたらとキャリアは華やか。

 

 

時代を感じるファッションである。

 

 

タイトルから察した通り、モテない男子がイケてる女子と出会って不器用ながらも恋愛が進行していくというお話。
「メリーに首ったけ」とほぼ同じ構図。
ただ、これが女子になると「仕事はこなすけどとにかく男日照り、モテないわけじゃないけど男運が悪い女が、イケメンと出会って紆余曲折を経てハッピーエンド」になるのだから不思議なものである。とにかくモテない、イモ臭い女子が“ありのまま”“そのまま”で愛される映画ってあんまりないよね。でも、男子は変化すると逆に「あなたらしくない」と責められる方が多いような……まあ、「どっちもどっち」といいますか、何がいいというわけでもないのですが、恋愛映画は糖度が高すぎるので、些細なところがベタベタすると気になる。

 

 

別れた元カノを忘れられない空港職員(これも伏線なのである)・カークがドジな美女・モリーとひょんなことをきっかけに知り合い、デートを重ねていきます。
ただ、モリーは「傷付きたくないから安全な男を選んでいる」というフシがあり、その一方でカークはデートするので精一杯。「イチャイチャしてたらひとりで勝手に頂点へ」「しかもそれを彼女の愛犬に舐められる」という下品なシーンも経て、最終的にはコンプレックスをむきだしにして彼女を怒らせます。

 

 

しかしながら、根っから善人のカークは親切にしてきた皆に応援され、背中を押されてモリーを追いかけ、彼女が登場している飛行機へとダッシュ!途中、元カノがすがってくるけど振り払い(このへん、フラレ男の願望が炸裂しているというか、都合がいい展開ではある)、お互いの気持ちを確かめあって最後は2人で飛行機に乗ってどっかに旅立つ!(理由:飛行機は途中で降りられません)というラストでした。

 

 

この強烈な飛行機推しはなんだったのか?と思ったけど、まあ、空港は人間ドラマがある場所だし。主人公が奥手でも、優しいからこそ育めた愛。これも立派なファンタジー。

と自分を落ち着かせる。モテモテにならなくとも、好きな女に愛されるのが本当のモテ期だよ♡ とでもいいたいのでしょうか。まあ、邦題が悪い!(主人公はモテたいわけではないし、元カノにすがられるくらいしかモテ要素ないし)

 

 

見どころがあるとすれば、カークの家族が「SASUKE」見てた点かな。

アメリカ映画によく出てくる日本文化といえば「SUSHI」(デートでたま~に出てくるSUSHI BAR)、「KIMONO」(寝室に飾ってあるか、ローブ代わりに来てるけど、テカテカすぎて日本製には見えない)、「Wii」(一時期よく見た)。
そこに「SASUKE」が加わるのでしょうか。
しかし、カークの家族はいわゆる洗練されていない印象で、どこにでもいるおじちゃんおばちゃんだけどやや無神経、みたいな感じ。そういう家族が娯楽として見る番組なんですかね、SASUKEのイメージって。

最近見た映画。「ブレア・ウィッチ」が今年最高に怖かった。

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このブログのトップページを見たら、「5年目です」という自己紹介で止まっていた。ホントはもっと経ってます。直さなければ。


最近見た映画の話。


・ブレア・ウィッチ
今年見た映画のなかでは、一番怖かったかもしれない。
続編とリブートの合間のような作品ですが、原作を活かしつつ、最新アイテムを持ち込んで切り口を変えて(と言いつつも、こういう映画にドローンとかGPSとか持ち込む展開には飽き飽きしてきてもいる)、森の中に入っていくのですが……。
気が付いたら、夜が明けない。はぐれた仲間とは時間経過が異なっている(自分は1日しか経過していないように感じているが、彼らは1週間森を彷徨っている)。
ただ、これだけではないんです。正直、森の他のシーンはある残虐な場面を除き、ほぼ怖くない。森の中から何かの吠える声、鳴く声が……と言われても、声だけだし……と思っちゃうんですが。
ラスト間際、主人公たちはある廃屋にたどり着きます。この家が、もう、めっちゃくっちゃ怖い。佇まいだけで怖い。何があるというわけではないシーンも、怖い。自分でもわからないけど、「ああ、ここから出して!」と叫びたくなるような、悪意と殺意を感じとれるほど。未見の方はぜひ。家だけでも見る価値あり。


・ブラッディ・ツイン
いわゆる「ブラック・ジャック」のピノコと同じく、体の中に自分の双子の片割れがいたまま成長してしまった少女が、二重人格に悩み、悲劇を引き起こしていくお話。
本来は純粋でおとなしい性格なのに、性格が入れ替わると大胆でサイコで男好きになってしまうという、あるある~といいたくなる展開なのですが、意外にもキーパーソンとなるのは彼女の親友。
この手の映画だと「そんな人だと思わなかったわ!」と言って立ち去る親友がほとんどですが、この映画に関しえてはラストまでとことん付き合ってくれます。
もう少しオシャレな、映像美に重点を置いたサブカル映画かと思いきや、そんなことなかったですね。ラストには、たぶんこの映画が一番やりたかったであろう衝撃ゴア描写が入っています。


・呪怨館
期待せずに見たら、かなり良かったホラー。殺人が起きた家に引っ越してくる系ホラーは数年前に爆発的にリリースされ(比較的作るのが楽だから?)、最近では落ち着いてきた印象。
タイトルにある通り、少し「呪怨」を思わせる映画です。家に残った怨念が主人公の家族を蝕んでいき、恐ろしい結末を引き起こす。「ここが怖かった!」というよりも、漠然と、じわじわと削られていく感じ。ラストまではさほど怖くなかったのですが、ラスト5分でじわりと恐怖度が上がったかも。
派手な演出はないですが、「雰囲気が悪い、なんだか気分が悪い家に住まなければいけない」ことの恐怖値って意外と高い。


・WE GO ON 死霊の証明
パッケージで「またこういうホラーかよ」と思って避けていたのですが、見たらすごくユニークな話だった。
様々な恐怖症を持つ青年が、それを克服するために「心霊の存在を証明してくれる人」を新聞広告で募集。ニセモノが殺到するなか、不思議なメッセージも送られてくる。そして、彼はその送り主と対面するのだが……!
前半ではひたすら、ニセ心霊現象を持ち掛けられる主人公とその母の苦悩を描き(このあたりは「人間ドラマ」って感じの展開)、後半からとは突然オカルト描写がこれでもかとなだれこんできます。
キャストが全体的にうまく、さまざまな恐怖の感情が呼び起こされる。ラストは正直、説明がないままブツリと終わるのですが、そこの乱暴さも好き。キングの小説を読んだ時のような気持ち。


・NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム
主演はエマ・ロバーツで、かなりお金がかかっているサスペンス。海外のSNSで実際に流行している度胸試しゲームをテーマに、臆病な少女がゲームを通じて強さを証明していく、みたいな話です。
オチまでの展開を読み切れず、意外にも「おおっ」となったシーンもあった。あと、「目隠ししたままバイクで疾走」「ビルの上からぶら下がる」とか、チャレンジ自体もスリリング。この手の映画は悲しいことに中身がナイことも多いですが、めくるめく「度胸試し」の数々には意外とドキドキさせられる。女の子でも楽しめるロマンティックな展開も入っているし、映画をあまり見ない人でも楽しめると思う。ただ、いわゆるマンガチックな「終わりよければすべてよし」感が強すぎるとも思いますが。主人公の仲間が野次馬のような傍観者たちを戒める→皆、静かに反省して立ち去る、とか、そんなことあるわけないじゃないですか!
ラストのスタッフロールは遊び心があり、結構楽しんでみてしまった。


・グッド・ネイバー
最近多い(のか?)隣人との揉め事から、ホラーやサスペンス展開に陥る映画のひとつ。
まあ、隣人にストーカーされる!サイコキラーだ!女の子監禁してる!なんて展開はもはやベタですが、この映画は「隣人にドッキリを仕掛け続け、どんな性格の変化を遂げるか見極めたい」という青年たちの話。カリスマユーチューバーを目指して、隣人でドッキリ動画を撮ろうという感じかな。基本的にPOV映画で進行するかと思いきや、後日の裁判のシーンと交互に進行するため、確実に何かがあったということを匂わせられます。
意外にも、オチはまったく予想できず。「善き隣人」というタイトルの意味は最後でわかるかも。
途中でやめたい主人公と、有名になりたくて隣人の動画に固執する友達。彼らを待っている結末とは?
この映画、私は好きです。


・アサイラム・バスターズ
登場人物(おじさんやじいさん)の見分けがとにかく付きにくい映画。廃墟のアスベストの調査?に訪れた会社が、恐ろしい出来事に巻き込まれていきます。しかしながら、“幽霊”たちはホントに生きてるのか死んでるのかもよくわからず、回収されない伏線もあり、人間狩りで怖がらせたいのか、オカルト要素で怖がらせたいのか、怖いポイントもよくわからない。それに、この主人公たち「バスターズ」ではないんですよね。
幽霊看護師が、仲間のひとりを、水没した小児科に連れて行こうとして車イスに乗せたまま水の中に突っ込むところはすごかった。意味が分からなすぎて。ゲームで「もう制限時間の残り秒数がない!ここはショートカットじゃ!」とゴリ押しプレイしている時のような、雑多な感じでしたね。

 

ここからはホラーじゃないよ。


・怒り
面白かったけど、「面白い」という感想がふさわしくはないだろうなと思う。住宅街の俯瞰のシーンは、なぜか「告白」で不登校になった生徒の家(木村佳乃さんが母親役をやっていた生徒の家のシーン)を思い出した。
このブログにいろいろ書こうと思ってまとめてたら、だんだん私自身がイライラしてきて、まだその記事上げてないんだ。うまくまとまらないと更新が止まりますね、という言い訳。


・湯を沸かすほどの熱い愛
こちらも面白かった。もう少し薄い映画かと思ったけど(風景をやたら「キレイでしょ~」と見せるシーンが多い映画かと思ったけど、そんなことはなかった)いろいろなエピソードがそれぞれ立っていたような。
ただ、ちょこちょこと相いれないなあと感じたところはあったけど。おもらしした下着を放置して帰ったシーンとか。私、隣人だったらビックリしちゃうよ。エッ、パンツがノブにかかってる!?って。


ホラーを見慣れている方には「WE GO ON」をおすすめしたいけど、好みが分かれるかな?とも思う。「ブレア・ウィッチ」はなかなかでしたので、未見のかたはぜひ!「アサイラム・バスターズ」以外は、ハズレはなかったかなあ?

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